2010年1月7日木曜日

生活支援策の悪用? 憤りを感じます!

一昨日にご紹介したばかりの「年越し派遣村」を退所した住まいの無い求職者を継続して支援するために、東京都が無料で提供している貧困者対策施設で、仕事や住まいを探しに宿泊施設の外へ行く交通費や食事代として国費2万円を受給した利用者のうち、約200人が、受給当日に禁止されていた無断外泊をしたことが報道されました。


東京都の派遣村200人、無断外泊 交通費2万円受給後(2010年1月7日 朝日新聞)

住まいのない求職者を対象に、東京都が昨年末から宿泊場所を無料提供して続けている生活再建支援で、利用者約560人のうち、約200人が6~7日、都が禁じた無断外泊をした。6日に都は宿泊施設の外へ仕事探しに行く交通費などとして、ほぼ全員に2万円を支給していた。
http://www.asahi.com/national/update/0107/TKY201001070240.html?ref=rss


いろんな人たちのご苦労があって生活再建の支援策として支給された大金が水泡に消えたという感じでしょうか。無断外泊の理由や2万円の使途が明らかにされていませんのでなんとも言えませんが、仮に目的外使用があったのであれば、厳正に対処すべきでしょう。

国費により支給された一人当たり2万円というお金の原資は、もしかすると国民の税金なのかもしれません。無断外泊して目的外に使用した人たちとさほど変わらない貧困生活を余儀なくされながらも、必死に働いて得たわずかな賃金の中から納めた血税が、今回のような使われ方をしたのであれば、それは決して許されざる裏切り的犯罪行為です。

お金を無駄に使うという点では、お金を支給した役所も同罪。もっと真剣に物事をよく考え行動してはどうでしょうか。