2010年5月19日水曜日

不平を言わずに行動を起こす

人は誰でも、ときには不平を言うものだ。問題はどれくらいひんぱんに不平を言うかである。周囲の人たちから「不平不満が多い」とよく言われるのなら、あなたは自分がよく不平を言っていることを認めるべきだ。

不平を言うことは生産的ではない。いくら不平を言っても状況は変わらないからだ。たとえば、「仕事が楽しくない」と不平を言っても、仕事が楽しくなるわけではない。それどころか、不平を言うことで心がネガティブになってしまい、ますます仕事が苦痛になる。景気や気候についても同様だ。

不平を言うことのもうひとつの問題は、そうすることで自分のエネルギーを消耗し、周囲の人たちのエネルギーも低下させてしまうことである。誰もあなたのネガティブな発言を聞きたくはない。

状況について不平を言うのではなく、自分の状況を改善するのに役立つポジティブなことをしよう。仕事が楽しくないなら、やり方を工夫したり自分のスキルを磨いたりして、仕事が楽しくなるような行動を起こすことが大切だ。


ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日:2006-06-15