2011年8月26日金曜日

天を恨まず

東日本大震災を受けた宮城県気仙沼市立階上(はしかみ)中学校の卒業式(3月22日)で、卒業生代表の梶原裕太さん(16)が読み上げた答辞(一部)をご紹介します。


自然の猛威の前には、人間の力はあまりに無力で、私たちから大切なものを容赦なく奪っていきました。

命の重さを知るには大きすぎる代償でした。

時は確実に流れています。生かされた者として、顔を上げ、常に思いやりの心を持ち、強く、正しく、たくましく生きていかなければなりません。

苦境にあっても、天を恨まず、運命に耐え、助け合って生きていくことが、これからの私たちの使命です。